ブックカフェBlauw frasca

トージシャ Studies ホウレンソウのライブラリーです。当事者研究に関連した本や語録を綴ります。

2015-01-01から1年間の記事一覧

妬まない生き方

アルボムッレ・スマナサーラ 著河出書房新社 「嫉妬」 精神的な健康、身体の健康が壊れます。実年齢より老けて見えます。周りの人の嫌われます。自分の能力がどんどん低下します。人の前に出て活動することが億劫になります。 -----------------------------…

ユング―魂の現実性 (現代思想の冒険者たち)

河合 俊雄 著個人的経験を超えた、人類に普遍的な無意識とは? 「魂」の根源的(ラディカル)な自己実現の物語。 「魂」はユングの思想を語る上で最も重要なキーワードだが、単に個人が所有している自分の心、を意味するのではない。むしろ魂の中に自分が住…

べてるの家の「非」援助論-そのままでいいと思えるための25章-

浦河べてるの家著 医学書院 昇っていく生き方はもうやめた。リハビリなんて諦めた。苦労と出会うために「商売」を。悩みをとり戻すために「経験」を。昆布と病気を元手に稼ぎまくるべてるの家の「弱さ」と「語り」をキーワードにした右肩下がりの援助論。

ケアの社会学-当事者主権の福祉社会へ-

上野千鶴子著 太田出版 超高齢社会における共助の思想と実践とは何か? これまでもっぱら「ケアする側」の立場から語られてきた介護の問題を「ケアされる側」の立場から捉え返し、介護現場における「当事者主権」とは何かを明らかにする。

当事者主権

中西正明 上野千鶴子 著 岩波新書 本の抜き書き。 障害という属性はあるが、障害者という人格はない。同性愛という行為はあるが、同性愛者という人格はない。障害や性的指向を人格と同一化させて考えるのは、近代になってからのことである。「障害は個性だ」…

食べ過ぎてしまう女たち「愛」の依存症

ジェニーン ロス 講談社 1996年に刊行された本。「愛」の概念はキリスト教文化圏と日本人では感覚が違うと思うんだよね。 私はこの本に出てくるような男性との付きあいうというのは求めないけど、マットみたいな人とこんな関係を作ることには憧れるな。 現在…

禅が教える「大人」になるための8つの修行

ネルケ無方 著 祥伝社 ネルケさん大好き! こういう考えの人に憧れる。 筋が通っていて、強くてまっすぐな自分軸を持っていて、言葉と行動が伴っている人。 そして私はー 思考は支離滅裂で、弱くて頼りなくて、自分軸がなくて、言葉と行動が伴っていないー …

私はこうして摂食障害から回復した

ジェニー シェーファー 著 星和書店 この本はとても勇気をくれる。病気を別人格に見立てて克服していく手法はこの本からいただいた。 私も子供の頃から自分の中にキャラクターを作って会話していたしね。もちろん今も。 この本によると 私も摂食障害というこ…